アルピーヌA110(1300)
・ドラッグ用のラインロックを装着の巻

ポルシェ911T(ナロー)
・ゼニス製キャブをオーバーホールの巻

ダットサン・フェアレディ1500(SP310)
・旧クーラーユニット装着の巻
・ヘッドをオーバーホールの巻

 
 
  ダットサン・フェアレディ1500(SP310)の
ヘッド・オーバーホールの巻
  前述のように45年前のフェアレディ1500に何とかクーラーを取り付けることができ一安心していたら、夏の暑い日にオーナーから「オーバーヒートしちゃった。水を継ぎ足しながらそっちへ行くからヨロシク!」との電話。標準の水温計がHから下がってくるタイプで、かつ正確さにかけていたのは事実。外気温は40年前とは比べ物にならないくらい高くなっているのも事実。これだけ暑いと、冷却効率が低い古いクルマには酷。初のオーバーホールとなったのだ。
オーバーヒートの原因が判明。ラジエターに装着してあった水温センサーが壊れて電動ファンが回っていなかったのだ。フツーに乗れるようにと、クランクのファンでは冷却しきれていなかったので電動ファンに交換してあったのだが、センサーがパンクして裏目に出てしまった。シリンダーヘッドを外してみると、幸いなことにひずみはなし。外してみて驚いたのはバルブガイドが一体式なことと、バルブステムシールを使っていないことだった。ヘッドは鋳物なんだけど、その型抜きでバルブガイドができているのだ。歪んでいなくて良かった。バルブステムシールは、ないよりはあったほうがいいに決まっている。何か合うものはないかなと物色していたらあったんだ、ハーレー用が。使ってみたら、これがドンピシャなんだ。後は動脈硬化を起こしていたヘッドのウォータージャケットを丹念に掃除。結局、バルブ周りの加工でオーバーホールは完了。エンジンをかけたら生ガス臭さが消えていた。バルブシートの効果は大きかった。後は、レーシング・ギアさんにお願いしてラジエターをコア増しした3層の大容量型に交換。ファンはクランク出しに戻し、クーラーのコンデンサーをラジエターの前に移して、底に小さめの電動ファンを装着。これで夏対策は無事に完了した。ついでに手を加えたのが電気系だ。昔のクルマだけにジェネレーターの発電量が元々少なかった。そこで面倒がる業者をなだめすかして、巻き直してもらう。プラス・アースのため、巻き直すしか手はないのだ。これで発電量は25Aから30Aにアップ。少しでも消費電力を減らそうと、ヘッドランプは35/35Wというオスラム製の旧車用ハロゲンバルブに交換し、前後のマーカーランプやメーターランプをLED化(レーシング・ギア製パワーLED)した。LED化に関してはプラスアースのため、マルチモジュールタイプが必須。こうした小さな積み重ねで消費電力は確かに少なくなった。とは言え、ヘッドランプを点灯しているときはクーラーはオンにはできない。まあ、夜は多少涼しいからオーナーには我慢してもらっている。(2008/09/11)
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